小学校5年生で転校したRIKU。
環境が変わり、本来の笑顔を取り戻しました。
でも、
環境を変える決断は、それで終わりではありませんでした。
RIKUは勉強が嫌いな子ではありませんでした。
小学生の頃は、人並みに勉強もしていましたし、
漢字や歴史が好きだった時期もありました。
周りからは、
「進学校を目指せる。」
と言われることもありました。
でも、本人はどこか魅力を感じていませんでした。
目的が見えない勉強を、
ただ続けることが苦しかったのだと思います。
「やればできるのにもったいない。」
そう言われることもありました。
でも私は思っていました。
「この子の良さは、そこじゃない。」
高校受験の時、
RIKUは、
「働きたい。」
と言いました。
その気持ちはよく分かりました。
でも、
何をしたいのか、
どんな仕事がしたいのか。
そこまではまだ見えていませんでした。
だから私たちは、
まずは自宅から近い高校へ進学することを選びました。
ところが、
高校へ入っても、
勉強への気持ちは変わりませんでした。
それだけではありません。
ある日、
教師から人格を否定されるような言葉をかけられたことを知りました。
私はすぐに学校へ連絡しました。
そしてRIKUに聞きました。
「あなたの大切な一日を、そんな環境で過ごしてほしくない。」
「どうしたい?」
その後すぐに通信制高校を2校見学しました。
最終的に、
転校することを決めたのはRIKU自身です。
転校した学校には、
スポーツや芸術など、
自分の夢に向かって努力している仲間がたくさんいました。
オリンピックを目指す選手もいました。
勉強だけではない、
それぞれの目標に向かって進む仲間たち。
その環境は、
RIKUにとって、とても大きな刺激になりました。
私は子どもたちに、
勉強だけが人生ではないことを伝えたいと思っています。
勉強は、
大人になってからでもできます。
でも、
その年齢でしか経験できないことがあります。
一度きりの人生。
私は、
「やらなかった後悔」
だけはしてほしくありません。
だから、
やるか、やらないか。
最後は自分で決めてほしい。
それが、
私が子どもたちに願ってきたことです。

