テニスを通して、私は環境が人を成長させることを学びました。
でも同時に、もう一つ感じていたことがあります。
それは、
「一つの世界だけで育つのは、少しもったいない。」
ということでした。
私は10年以上、テニスだけの世界で生きてきました。
もちろん、その経験が今の私をつくってくれたことに感謝しています。
でも、多感な時期だからこそ、もっといろいろな世界を知っていたら、もっと視野が広がっていたかもしれない。
そんな思いも、ずっと心のどこかにありました。
だから子どもたちには、できるだけたくさんの体験をさせたいと思いました。
サッカー。
テニス。
空手。
スイミング。
乗馬。
スケートボード。
キックスクーター。
サーフィン。
絵画。
習字。
茶道。
合唱団。
海外サマースクール。
思い返すと、本当にいろいろな世界へ飛び込んできました。
そして実は、そのほとんどを私自身も一緒に楽しんでいました。
スケートボードも、サーフィンも、始めたのは40歳を過ぎてからです。
「子どもの習い事だから、見ているだけ。」
それは、もったいない。
せっかくなら、私も一緒に挑戦したい。
一緒に転んで、一緒に笑って、一緒にできるようになる喜びを味わいたい。
そんな気持ちで、子どもたちと同じ景色を見てきました。
子どもたちは、新しいことをどんどん吸収していきます。
昨日できなかったことが、今日にはできるようになる。
その姿を見るたびに、私もたくさんのことを教えてもらいました。
私は、ただ親として見守るだけではなく、子どもたちと一緒に成長できる親でいたい。
そんな思いで、さまざまな世界を一緒に経験してきました。
でも、その中で私は、もう一つ大切な「環境」と出会うことになります。
それは、日本ではなく海外でした。
そこで見た景色は、私の「環境」という考え方を、さらに大きく変えてくれました。
次回は、オーストラリアで私が見つけた、華にとって本当に必要な環境についてお話しします。

