お菓子を作ることと、
お菓子を「仕事として作る」こと。
起業してから、その二つは全く違うのだと気づきました。
家族のために作るなら、
「今日はちょっと膨らみが違ったね」
「でも、おいしいからいいか☺️」
で終われることもあります。
でも、お客様からお金をいただいて作るとなれば、そうはいきません。
昨日おいしく焼けたものを、今日も同じように焼く。
そして明日も、同じ品質で届ける。
ビジネスにするなら、「おいしい」だけではなく「安定して作れること」が必要でした。
繊細なシフォンとの終わらない戦い
特にシフォンケーキは、とても繊細です。
卵の状態、メレンゲ、生地の混ぜ方、室温、湿度、季節。
同じレシピで作っているのに、昨日と今日で焼き上がりが違うこともあります。
夏と冬では、また違う。
さらに起業して工房のオーブンに変わってからは、焼き癖まで一から把握し直すことになりました。
温度を変えてみる。
焼き時間を1分、2分と変えてみる。
置く場所を変えてみる。
焼いて、切って、確認して、また焼く。
起業前にはなかった大きな課題です。
そしてこれは、3年目に入ろうとしている今も続いています💦
一つの商品を増やすだけで、試作の嵐
「これも商品にできたらいいな」
そう思っても、一度おいしくできただけではメニューにはできません。
同じものを何度も作って、同じように仕上がるか確認する。
サイズが変われば、また焼成時間を調整する。
そして完成したら終わり……でもありません😂
今度は、
「このサイズが入る箱は?」
「発送しても崩れない?」
「袋は?」
「どう包めばきれいに届く?」
今度はラッピングと梱包問題が始まります👀💦
一つの商品を増やすだけなのに、その裏では試作の嵐です🌀
シフォンをやめようかなと思ったこともある
あまりにも繊細で、思うようにいかない時には、
「もうシフォンから離れようかな。」
そう思ったこともありました。
もっと安定して作れるお菓子なら、こんなに悩まなくてもいいのかもしれない。
それでも、ここまで続けてこられたのは、
「おいしかったです」
「またお願いします」
「喜んでもらえました」
そんな言葉をいただいてきたから。
うまくいかなくて落ち込んでも、お客様が喜んでくださると、
「もう一回やってみよう。」
と思えるんです。
完成しないから、続けられるのかもしれない
今でも、試作も失敗もします。
「これで完璧!」
と思った次の日に、また新しい課題が出てくることもあります😂
でも最近は、それもお菓子作りなのかなと思います。
安定したものを届けるために、昨日より今日、今日より明日と少しずつ調整していく。
完成したと思ったら、また次の課題がやってくる。
大変だけど、きっと私は、そんな試行錯誤も嫌いではないのでしょう🤭
そしてこれからも、
「HANAにお願いしてよかった」
そう思っていただけるものを届けられるように。
私とシフォンの戦いは、まだまだ続きそうです☺️

