「子どもを変えるのではなく、環境を変える。」
この考えは、今では私の子育ての軸になっています。
私が信じているのは、
子どもは、自分に合った環境に出会うと、本来の自分らしさを取り戻していく。
ということです。
その最初の大きな決断は、
HANAが小学校へ入学する時でした。
就学前、
「通常級にするか。」
「支援学級にするか。」
私たち家族には、大きな選択が待っていました。
私は迷いませんでした。
HANAには、
HANAのペースで安心して学べる環境が必要だと思っていたからです。
ところが、市役所へ相談すると、思いもよらない言葉が返ってきました。
「支援学級は、希望すれば入れるものではありません。」
私は驚きました。
正直、「支援が必要なら支援学級へ行けるもの」だと思っていたからです。
さらに担当の方は、こんなことも教えてくださいました。
「支援が必要でも、通常級を希望される保護者の方も多いんですよ。」
その言葉にも驚きました。
私は、
周りと同じようにできることより、
HANAが安心して笑顔で過ごせること。
それを何より大切にしたかったのです。
だから私は改めて思いました。
子どもに合った環境を選ぶことは、逃げることではない。
その子が、その子らしく成長するための、大切な選択なのだと。
振り返ると、
この考え方は、その後の子育てでも何度も私を支えてくれました。
環境が変わることで、
子どもは無理に変わるのではありません。
本来の自分らしさを取り戻していく。
私は、その姿を何度も見てきました。
そして次に、そのことを教えてくれたのは、
HANAではなく、RIKUでした。

