テニスを通して学んだこと。
子どもたちと、さまざまな世界を経験したこと。
そして、オーストラリアで「環境」の大切さを改めて実感したこと。
私の子育ては、いつも「環境」を軸に考えてきました。
息子も、その一人です。
学校が合わなくなった時、「頑張りなさい」と言うのではなく、自分らしく学べる環境を探し、転校という選択をしました。
環境が変わることで、表情も少しずつ変わっていきました。
その後、子どもたちの将来を考え始めた時、私はもう一つ大きな壁にぶつかりました。
「ここなら安心して通える。」
そう思える支援学校や就労支援事業所が、なかなか見つからなかったのです。
もちろん、素敵な支援学校や事業所はたくさんあります。
でも、娘に合う環境かと考えると、どうしても違和感が残りました。
その時、ふと思ったのです。
「ないなら、作ればいい。」
子どもたちに合う環境がないのなら、自分で作るという選択もある。
その考えは、テニスで学んだことや、海外で感じたことが、自然と私の中でつながった瞬間でもありました。
そうして生まれたのが、
「就労支援は、母がする。」
という想いです。
お菓子作りが目的ではありませんでした。
娘が安心して挑戦できる場所を作りたかった。
笑顔で「働くことって楽しい。」
そう思える環境を、一緒に育てていきたかった。
その想いが、SWEETS LAB HANAという形になりました。
今、娘はカフェという新しい環境で訓練を頑張っています。
そしてSWEETS LAB HANAでも、自分にできることを少しずつ増やしています。
私は改めて思います。
子どもを変えることはできません。
でも、子どもが自分らしく輝ける環境を探したり、時には作ったりすることはできます。
それが、この約20年間の子育てで、私がたどり着いた答えです。
今、子どもたちが笑顔で毎日を過ごしていること。
親として、それ以上の幸せはありません。
明日が当たり前に来るとは限らない。
だから私は、未来に夢を持ちながらも、今日という一日を大切に生きたい。
環境は、人を変える。
私はこれからも、その力を信じて歩んでいきます。

